。☆*・゚・


わたしが結城君に目を付けたという噂はまたたく間に広まった。

ひとたび廊下を歩けば右から左から彼の情報が勝手に飛び込んでくる。



「ユウレイのヤツ、図書室で漫画借りてたぜ」

「ひとりでメシ食ってた」

「あ、志摩ちゃん、さっきユウレイが購買にいたよ」
 


そんな情報をもらうと、わたしはすぐさまその場所に駆けつける。