男子生徒の瞳が、ぎょっとしたようにド派手な二色頭に釘付けになる。 「おいユウレイ野郎、この女を置いてさっさと消えな」 この女と言うときにさりげなくわたしの肩に触れようとしたので、おもいきり足を踏みつけてやった。 「うぐふ」 「あんたが言うと恐喝してるみたいだわ」 そういってアキちゃんがぬっと顔を覗かせると、男子生徒はさらに後ずさりをした。 「な、なんなんですか、あんたたちは」