雪がチラチラと舞い散る早朝。
まだ外が薄暗くて気温も低い中、凛の先輩が運転する車に杏花梨と乗る。
「この人が俺の先輩の晴さん!」
「中井晴人(Nakai Haruto)でーす!一応、みんなの2個上で18歳!」
「きゃー♪テレビで見てる晴人さんが近くにいるっ!カッコイイ~♪」
「俺ってそんな騒がれるほど~?ありがと、杏花梨ちゃん!」
中井晴人さん、通称晴さんは凛の先輩俳優で数回名前聞いたことある。
最近は凛とツートップ若手俳優と言われるほどの人。
優しそうな顔なのに金髪ってギャップが世の女の子達を虜にするみたい!
ルックス抜群で……確かにドキドキするほどカッコイイ……。
「でー?理音と小春はいつ来るの?」
「二人ともマネージャーの車で別荘来るそうですね。多分……午後には来ると思います」
「へ~。そっか。んで?なんで彼女いんのに俺の別荘来たのさ?」
「それは……うん。桜彩とも遊びたいし、趣味もしたいからっスね」
趣味~?
そんなとこだと思った!
隣を見れば杏花梨は目をキラキラさせて、俳優二人の会話に聞き入る。
杏花梨さん夢中になりすぎ。

