もう少し一緒にいたい………


らしくない願い事が浮かんでくるけど、そこはぐっと我慢。


だって迷惑でしょ?


「……仕事行く時間だよ?西浦さん迎えに来るよ?」

「んー?ちょっと待って」


スマホをいじってあたしの話を聞いてるんだか、聞いてないんだか。


仕事に影響でちゃみんなが迷惑だから、あたしは隣に座ってスマホを取り上げた。


「仕事!サボリ禁止!ほら、準備!」

「行かねぇもん。仕事」

「はぁー!?」

「西浦さんに頼んで1時間ずらしてもらった♪まだ桜彩といたいから」


仕事ってそんな簡単にずらせるものなの!?


でも……普通に嬉しい。


「……ありがと。凛」

「感謝の気持ちあるならさ、俺とベッド行こ…いって!!」



頭に一発平手打ちしてやった。