ってゆうか、よく冷蔵庫に入ってるなけなしのモノで料理できるよな。


そんな桜彩に感心。


「……ジロジロ見られたら作りにくい。見ないでよ」

「だって、かわいんだもん。頑張ってる姿に惚れるわー」

「ふざけないで!そんな暇あるならご飯の準備手伝ってよね!」

「手伝うから!怒んないで!」


桜彩が作ってくれたのは、山盛りチャーハンとスープ。


うまそ~!


狭い一人用のテーブルに、二人で狭くなって食べる。


「狭いな。俺、一人暮らしだから我慢して?」

「大丈夫。たださ………」

「ん?」


下を向いて恥ずかしそうにボソッと話した。


「人と食べるって嬉しいね…」



かわいいよ………


桜彩かわいすぎ!!


一人の時間が多い桜彩にとって、いつも寂しい飯の時間。


そんな時間を二人で過ごしてるだけで、桜彩は喜んでくれるんだ。


些細なことで笑顔になれるのは、桜彩とだけ。


俺は……きっと……


いや、絶対………


桜彩のことが好きなんだ。