「いーから、早く入れよー!」

「なっ、なんであたしが凛くんち来てるの!?」


強引に連れて来てマンションの部屋に押し込む!


ここまで来たのに帰るとかナシ!


桜彩が俺んちにいるってだけで、なんか嬉しくなってくる。


「うわ~……凛くんさ…片付けしなよ!汚い!服もちゃんと洗濯!」

「分かってるけど~……仕事が忙しすぎてそんな暇ねぇの」

「もう……で?あたしは凛くんのご飯作ればいいの?」

「そう!」

「ご飯作ってる間に部屋の片付けしないと、晩ごはん抜き!」

「わ、分かった!やる!やります!」


散らかった服をかき集めて全部、洗濯機に放り込んでスイッチオン♪


雑誌は重ねて部屋の隅っこに………


時計やネックレスなどのアクセサリー類は、棚に並べて入れる。


桜彩の方をチラッと見ると、慣れた手付きで料理してて……


あー………かわいいな~。


見てるだけで癒されるし。