高校から真っ直ぐ車で向かうのは晴さんのマンション。


理音も一時帰国してるし、晴さんも杏花梨ちゃんのために休み取ったそうで。


久しぶりに3人で顔を合わせた。



「りーんー!!久しぶりぃー!!元気にしてたか!?仕事順調?」

「仕事はおかげさまで再来年の予定まで入ってるから、落ち着け理音!」

「お前らのバカな掛け合い久しぶりに見たな!」


英語話せるようになっただけで、相変わらずの理音。


そして、今や出る映画は必ず当たると言われてる晴さん。


いつの間にか俳優の頂点の仲間入りしてた俺。


何だかんだ言ってこのメンバーでいると落ち着くんだ。


「そいえば理音、帰国してる間家どうしてたの?晴さんちに居候?」

「居候してねぇよ。理音はもっとすごいとこ住んでるもんな!」

「はい!なんと………小春んちに3日前から住んでますっ!」



ん………!!?


小春んち!?


理音って確か小春にフラれたんじゃなかったっけ?


「まっ、そして付き合うことになったわけ♪俺の強引さで勝った感じかな?」

「晴さん。コイツ腹立つんで一発殴っていっすか?」

「俺もだ凛!」

「俺、世界的なモデルなんですけど!?」