お騒がせboyがウチに転がり込んで来た




【凛side】



「さーあーやー!遅刻するぞ~起きろ!」

「むっ……んんっー……まだ寝るぅー……」


布団に潜り込んで再度スヤスヤ気持ち良さそうに寝息をたてる。


「はぁ~………。起きないとキスもぎゅうもしてあげないからな!」

「ヤダ!おはよう!凛っ」

「はい、おはよ」


AM6:00


ほんとの職業は俳優である俺は、休暇中の今は桜彩の目覚まし時計。


なかなか起きてくれない桜彩に毎朝手こずってる感じ。



「今日学校は何時終わり?」

「3時半終わりだよ。あ、でも今日掃除当番だ!」

「そっか。俺学校まで迎えに行こっか!」

「ダーメ。そんなことしたら、また週刊誌のお世話になるでしょ!」


ごもっともだ。


だからせめて車使いたいから免許取りに行ってるわけ!


いつか桜彩を助手席に乗せてあげたいなぁ~なんて思ったり。


まだまだ運転下手くそな俺だから、願望のままだけど……。