家に帰ってからは心が軽くなったおかげか、勉強もスムーズに進んだ。
学校で杏花梨がくれたいちご飴を食べれば、スッと甘さが広がる。
「ん~……おいしい♪」
凛が側にいない日々の中で、久しぶりに幸せだって感じたよ。
あたしは周りの人に支えられてるね。
夜中の11時過ぎには、教科書と参考書を閉じてベッドに潜る。
凛が隣にいないのは寂しい………
同じこと思ってくれてたら嬉しいな。
あたしはスッキリした気持ちで眠りについた。
♪~♪~♪~♪~♪~
着信音……?
寝ぼけた頭と、寝起きの目で時計を見ると明け方の3時半。
こんな時間に誰だろ……。
スマホの画面を見ると、あたしがずっと待ってた人の名前。
“凛”
「もしもし!凛!?」
寝起きとは思えないほど、あたしは咄嗟に声が出た。
早く声が聞きたいよ……。
『桜彩、元気か?電話返せなくてごめんな……』
「全然大丈夫だよ……」
思ってたより元気そうな凛の声。
それだけであたしは嬉しくなる。

