それでも模試の結果をぐしゃぐしゃにして泣き止まない桜彩。
悔しい気持ちは分かるよ、俺だって。
「やっぱあたしダメだ……」
「そんなことない。桜彩は努力してるよ。俺は側で見てたから一番知ってる」
「こんなんじゃ、大学行けないよ……。どうしよう……」
「それに、前はあんなに悩んでたのに進路もちゃんと決まってる」
「そ、それはね……凛のおかげ」
照れくさそうに言った。
俺のおかげ………なんかしてあげたっけ?
特に覚えはないけど、桜彩が喜んでるからそれでいい。
やっぱ笑った顔が一番かわいいし。
「あたし凛に支えられてばっかだ……。強くならなきゃ受験に勝てないねっ」
「俺は桜彩を支えるためにいるから。ガンガン頼れよ」
「遠慮なく頼らせてもらいます。あ、凛も頼ってね?」
「俺はいつも支えてもらってるから大丈夫!」
不思議そうな顔して小首を傾げた。
笑ってくれてれば俺はいつも支えられてる。
桜彩の笑顔で頑張れるんだ。
だから、努力を側で支えたい。

