良い具合で教室の窓から差し込む夕日。
オレンジに染められた教室の机に俺が座ってて、目の前には制服姿の小春。
「話したいことって何…?」
「すぐ終わるから聞いてて?」
「……うん」
小春を正面から抱きしめて呟くように言う。
「好きだよ。お前の全部が好き。だからさ……付き合って?」
「……う、嘘……。で、でも!……あ、あたしも好き…です」
しばらく二人でオレンジ色の夕日に染められながら抱き合う。
「はい!カット!!いいねぇ~……ここまで完成度高いとは思わなかったよ」
「ありがとうございます、監督」
「あー……緊張したぁ……」
「凛とこんな役ってなんだか疲れるわ…」
それには俺も同感。
慣れててやりやすい反面、やりにくい。
この撮影が終わったら、かわいい桜彩が家で待ってる!
まぁ、多分また受験勉強頑張ってるだろうけど……。
俺も卒業課題やんなきゃだし………
受験生の時期は一番嫌いだ。

