体中に赤い印が咲いて、その度にあたしは恥ずかしくなる。


凛はその姿を見て意地悪に笑うんだ。


だんだん薄れゆく中で聞こえる凛の声。


「好きだ……」


短いけど、とても嬉しいものだった。



重たくダルイ体であたしは寝返りをうつ。


凛のおかげで完全に寝不足です。


横に凛はいなくて、あたしは起き上がろうとすると……


「痛っ…!」


無理だよ~………。


そんなことしてたら、凛が部屋に入って来た。


もう髪もセットしてあって珍しく制服を着てる。


「どこ……行くの?」

「ごめん。すぐ帰って来るからな?理音と学校行って卒業課題取って来る」

「卒業課題……?」

「その課題やんないと卒業出来ねぇの。今日仕事休みだから、また桜彩のとこ来るから」


不安そうに見詰めるあたしの頭を優しく撫でて行ってしまう。


あれ……平日だから、あたしも今日学校じゃん!?


でも、今日は行けそうにないです……。