桜彩の部屋を軽くノックしてみる。
でも、俺と分かって出て来てくれない……。
念入りに鍵まで閉めてるし困ったなぁ~……。
「桜彩~……いいモノ買って来たから一緒に食べよ?」
その時、ほんと少しだけ扉の隙間が開き桜彩が顔を覗かせる。
「いいモノってなに?」
「部屋に入れてくれたら教えてあげる」
「………どーぞ!」
「お邪魔しまーすっ」
桜彩の部屋は、ピンクと白を基調としててどっかの国の姫って感じ。
天がい付きのピンクのベッドに、たくさんの動物のぬいぐるみ。
本棚には、びっしり並ぶ少女漫画。
めっちゃ女の子じゃん!!
「あ、あたしらしくないとか思ったでしょ?でも好き…だから…」
「いいと思うよ、俺は。女の子らしくて桜彩にぴったりじゃん」
「ほっ、ほんとに…?嘘じゃない?」
「ほんと。じゃ、桜彩にお土産!」
自信なさげな顔すんなよ。
十分にかわいいのに。

