長方形の箱のラッピングを器用にほどいて、箱を開けた。
喜んでくれるかな……?
不安でついうつむく。
「あー!ネックレスじゃん!俺、ずっと付けてたヤツ壊したんだよねー。ありがと!」
「ううん……喜んでくれた?」
「当たり前!ただ……これだけじゃ満足出来ねぇなぁ」
「へっ?……り、凛?えっ!?」
壁に追い詰められたあたし。
逃げ場が完全に無いんですけど!?
凛はニヤッと妖しく笑ってあたしの顎をクイッと上げた。
「桜彩を食べるってオプション付きじゃないと無理」
「な、何言ってんのよ~…!ふざけなくていいからねっ」
「ふざけてないよ。俺はいつでも本気」
「あ………う、うん……」
「いいの?」
あたしは黙って頷いた。
大人しく凛に食べられとくことにします……。
あたしの部屋のベッドに押し倒されて、無造作にキスをする。
器用に服を脱がされてく。
あ……またドキドキしてきた……。
首筋にチクッと感じる痛みは愛してる証拠。

