お騒がせboyがウチに転がり込んで来た




検温を終えて看護婦さんが体温をカルテに記入する。


気になってカルテをチラッと覗くと“37.5”。


普通に熱あるのに、なんで無理してるのよ……。


それから、点滴を代えられたり新しくまた注射されてたり。


ただ気になったのは凛の部屋には年配の看護婦さんしか来ないこと。


「もっと若い看護婦さんなら凛もよかったのにね?」

「よくないけど……。若い看護師入れたら俺に惚れちゃって仕事になんないらしい♪」

「はぁ~………ナルシスト。あたし帰るね」

「えっ!?帰るの?」

「途中からでも学校行くし……」


寂しそうな顔であたしの手を握って離さない。


こんな顔されてたら、学校行けないじゃん……。


「学校帰りにまた寄るね。だから待っててね」

「絶対に来る?」

「もちろん。終わったらすぐ行くから!」

「分かった!待ってるー!」


点滴してない右手をブンブン振って、笑顔であたしを見送る。


これは絶対に来ないと拗ねちゃうね。