ママからもオッケーが出たあたしは、凛の右隣に寝る。
少し広めのベッドだから、いつもより広く感じて快適かも。
「桜彩が遠い……このベッドヤダ」
「いいじゃん、広くて。あたしは好きだよ」
「無理!もうちょっと近く来いよ~」
「分かったよ」
凛にぴったりくっつくと、照れくさそうに笑う。
そして、まるで疲れてるとは思えないほどの深いキス。
く、苦しい!
あたしの苦しそうな表情を満足そうに見下す凛はやっぱ小悪魔!
仕返ししたくて、凛のお腹を一発叩いてやった。
「早く寝て変態!」
「俺、病人だぞ!患者!」
「大人しく寝ないなら、あたし帰りますけど?」
「寝ます!あ、なんだかいきなり眠気が……これは寝れる!」
ひとまず元気だね。
あたしのおでこに軽くキスをしてから、凛は大人しく寝息をたてた。
ほんとに今日はびっくりした~…。

