二人で桜彩オススメのオムライスを食べて幸せな時間を過ごす。
それから、イルミネーションで飾られた街中をゆっくり散歩がてら家へ。
「今日のあたし幸せだ~。楽しませてくれてありがとう」
「俺なんもしてないよ。ただ……桜彩が楽しいならよかった」
「すごく楽しいよ。でも……あたしのワガママばっか押し付けてる気がして。そうだ!」
桜彩は大きな瞳を輝かせて、俺を見上げた。
この身長差……かわいすぎて困る!
「今日のお礼兼クリスマスプレゼントで凛の希望を何か叶えてあげる!」
「希望か~……んー……。あ!それって何でもあり!?」
「もちろん!望みはなんでも叶えます!」
「じゃあさ……今夜桜彩の全部もらっていい?それが俺の望み」
「へっ……?え、えっと……。それって…?」
顔を真っ赤にして目を泳がせる。
少しイジメ過ぎたかな?
でも、もう我慢の限界。
「それなりに覚悟決めとけよっ♪」
「きっ、決めないし!」

