24日の朝8時。
毛布にくるまってすやすや寝てる凛の隣にあたしは座る。
お昼からデートなのに、楽しみすぎて朝6時に目覚めちゃったんだもん。
そろそろ凛にも起きほしいなぁ~。
「凛~!朝だよ~!起きて!」
「……ん~……何時?」
「8時!」
「もうちょい……」
「……凛!起きてよー……」
凛の体を揺らしても起きてくれる気配ナシ!
退屈だよ~……。
せっかくのデートだけど……昨日、帰り遅かったからしょうがないかな?
あたしがベッドから立ち上がると、凛の手があたしの腕を掴んだ。
「……ここにいて…」
「う、うん……」
「一緒に寝よ?……おいで」
「……凛……好き」
ぎゅっと抱きしめられて、温かい毛布に包まれる。
お昼から出掛けるんだから、もう少し寝てて大丈夫だよね……。
あたしは凛に抱きついたまま眠った。