そんな華那さんと俺は専属雑誌に俺の彼女役として出る。
今日は二人きりの撮影ってわけだ。
「凛くん着替えの準備お願い!」
「あ、はーい」
せめて彼女役で隣が桜彩だったら俺はモデルの仕事すっげー頑張るよ。
彼女役が好きな子じゃないってツライな。
はぁー………桜彩モデルデビューしてくれねぇかな!?
そしたら仕事楽しいだろうに。
「次、凛くんと華那ちゃん二人のいくよー」
カメラマンさんの掛け声で初めて華那さんの隣に立つ。
普段は桜彩を基準にしてるせいか背高く感じる。
「よろしくお願いします、華那さん」
「こちらこそ!よろしくね!凛くん」
「いいね~!二人ともカップルっぽい!」
それはあまり嬉しくない誉め言葉!
とりあえず、笑ってその状況を流す。