外が薄暗くなってきた時、あたし達3人はビュッフェを出た。
おいしかったけど、食べ過ぎたかも……。
「二人ともありがとう!それから、ごちそうさまですっ」
「いえいえ♪今度はあたしのラブラブ私生活聞いてよねぇ~」
「じゃ、あたしこれから仕事なの。またね」
事務所方面に歩いてく小春ちゃんと、駅に行く杏花梨の後ろ姿を見送りあたしも帰る。
歩いている途中にカバンに入ってるスマホが鳴った。
メール?
そいえば凛から、まだ何も言われてない……
凛かな!
「……ママだ…」
毎年恒例のママからのお誕生日おめでとうメール。
“ありがとう”と返信して、スマホをしまうとなぜか寂しい……。
彼女の誕生日なんだから、おめでとうの一言あってもいいじゃん!
凛のバカ………。
マンションの入り口に着いた時、ちょうどマンションの横に黒のワンボックスが止まった。
もしかして………
一瞬期待しちゃうあたし。
「桜彩!」
凛はあたしの期待通りのことしてくれる。

