分厚いドラマの台本をくるくる丸めても、思い付くわけじゃなく……。
せめて仕事が休みならなぁ~……。
「凛!俺いいこと思い付いちゃった~♪聞きたい?ねぇ、聞きたい?」
「あぁ……まぁ一応」
台本を持って理音が走って戻って来る。
きっと理音が思い付いたことだから、そんな悪いことじゃないと思う。
「誕生日プレゼントは……花束!」
「花束?古くさい。却下!」
「聞けよ~。ただの花束じゃないんだな、これがっ!凛さ、花言葉って知ってる?」
「花言葉?」
なんか、小学生くらいん時に女子がそんな本読んでた記憶があるような……。
薔薇だと愛情とか……そうゆうの?
「花の本数によっても意味変わるらしいし~……あとー…」
「リーク先はどこ?」
「小春♪」
照れ笑いをして小春とのメールを近いくらいに見せ付ける。
いつの間にか、小春と進展してるし!