ん………?
廊下とリビングを繋ぐドアから反射して見えるリビングの明かり。
消し忘れ?
いや、そんなことない。
ガチャ─────………
電気が付いたままの明るいリビング。
そして、ソファーに丸く小さくなって寝ている桜彩の姿。
俺のこと待っててくれたの?
「桜彩………ベッド行って寝よ?」
小さな声で話しかけると、びっくりした顔で起き上がる。
「あ………おかえり!凛!……今何時?」
「12時5分だけど」
「え……」
「ほんとにごめん!撮影と打ち合わせ長引いてさ……マジでごめんな?」
頭を撫でると泣きそうな顔で下を向く。
こんなにに桜彩のこと傷付けたのか俺……。
「違う……当日におめでとう言えなかった…」

