お騒がせboyがウチに転がり込んで来た




【凛side】



ヤバイな………。


最悪だ………。


こんな日に限って撮影が長引いてもう夜の10時。


事務所に戻る途中の移動車中の中で焦ってる俺を見兼ねて西浦さんは、なるべく近道で帰ってくれる。


「誕生日に仕事長引くのはさすがの凛も可哀想だな」

「ほんとですよ~……。今日中にマンション帰れます!?」

「いや、どうだろうな……。事務所で打ち合わすっからなぁ~……」


西浦さんの苦笑する表情からして、多分今日中には帰れない。


桜彩のことだから起きて待ってるはず。


でも、明日は平日だし桜彩も学校がある。


11時過ぎれば寝てるだろ………。


「はぁ~………」


憂鬱な気持ちを吐き出すように大きくため息を吐いた。


ため息ついたところで時間が戻ったり、打ち合わせが無くなったりするわけじゃない。


あと一息頑張るしかねぇかぁー……。