目を擦りながら大きなアクビを一つ。
桜彩が起きて来たのは昼過ぎ。
ちょうど空が出て行ったあと。
「おっはよ~!桜彩!」
「あ……凛おはよー……。あたし寝過ぎたかも……」
「昨日夜遅かったからしょーがないって!お腹空いてない?なんか食べる?」
「凛……テンション高くない?」
高くもなるだろ!
桜彩を後ろからギューッと抱きしめて、リビングを歩けば出掛ける準備した母さん。
桜彩は俺の腕からスルッと抜け出す。
「お母さん、おはようございます!あのー…」
「そう!今からお父さんの所に出掛けて来るからねっ!頼りない凛をお願いねぇ」
「俺頼れるよ?ねぇ、桜彩♪」
「そうだねー」
うわー………
かなり棒読み!!
家の中にいるにも関わらず、桜彩の手を繋ぐと顔を赤くして横を向く。
かわいすぎるー!
このままいったら我慢できなくなりそうだ………。

