大人しく凛の側から離れないでいると、空さんと久しぶりの兄弟話に花が咲く。
こうやって話してる凛を見てると俳優じゃなくて、やっぱ普通の高校生だな……って実感。
せっかく久しぶりの二人の時間を邪魔するのも何だし………
あたしは何気なく一人部屋を出た。
リビングに行くとテレビを見てるお母さん。
あたしの存在に気付きニコッと笑ってくれる。
こうゆうのすごく嬉しかったり……。
「男二人で女の子置いてきぼりでしょ?」
「いえ……兄弟二人ですごく楽しそうだったので、少し席外しただけです」
「わざわざ気を回させてごめんね?」
「そんなこと!」
気を使ってるわけじゃないよ!
ただ、あたしには兄弟がいないから分からないけどきっと……
忙しい凛には空さんと話す時間くらいほしいだろうと思って…。
「桜彩ちゃん……本当にありがとう。貴女のおかげで凛は進めてるんだと思うわ。これからも凛をよろしくね?」
「はい!こちらこそ。凛もあたしの支えです」
凛だってあたしを支えてくれる。
だから、あたしも側にいたいって思うの。

