【凛side】
始まりは桜彩と社長と過ごしてた元日の夜だった。
珍しく社長も仕事が休みで三人で、特番のバラエティーを見て過ごしてると………
♪~♪~♪~♪~♪
「凛、電話来てるわよー?」
「あ……母親ですね」
「ダメじゃない!ちゃんと実家に帰らないと~……ね、桜彩!」
「ほんとだよ~」
渋々スマホを手に取りリビングを出て、部屋にこもった。
通話ボタンを押した瞬間に母親の耳が痛くなるほど、カン高い声。
「もしもし!凛!?久しぶりねぇ~!明けましておめでとう!元気にやってる?仕事は順調?ちゃんとご飯食べてる?……ああっ!彼女はいるの?」
質問攻め………。
まずどれから答えればいいの!?
「えっと……久しぶり!元気でやってる。仕事も好調、ご飯も食べてる。彼女もいる」
「まぁ!そうなの~!それはよかった♪アンタ実家帰って来なさいよ~!凛!」
「仕事休みになったら行くから」
「そう行ってていつも来ないじゃないの!」
まぁ母さんの言ってることは合ってる。
休みに入れば、寝てるか桜彩といるかのどっちかだし。
そろそろ行かなきゃとは思ってたけど……。

