そんな不器用なあたしの頭を優しく撫でて笑ってくれる。
この笑顔に何度キュンときたことか………。
「いやー……寒っ。桜彩、部屋行こ!」
「あたし小春ちゃんと杏花梨とまだ話してたいんですけど…」
「いいから!」
半ば強制的。
でも嬉しいと思っちゃう。
凛と二人で部屋に戻ると、鼻や頬を赤くした凛がまた抱きついてくる。
どんだけ寒かったのよ~……。
「お風呂入ったら?風邪引いちゃうよ?」
「ヤダ。めんどい」
「俳優さんなんだから自己管理ちゃんとしないと!みんなに迷惑かけるんだよー?」
「……桜彩が一緒に入ってくれるなら言うこと聞いてあげてもいいよ?」
ニヤッと上から目線で小悪魔な笑み。
なんで、この子はこんなにズルイの!?
あたしが今、言うことを聞かないと仕事の人達に迷惑かける………
ヤダヤダヤダ!!
「どうする~?ねぇ、桜彩♪」
「わっ、わわ分かったから!入ります!」
「だよねー♪じゃ、俺が先に入ってるからあとから来てっ」
スキップしてバスルームに行く凛はどこか楽しそうで………。
はぁ~…………
あたしの身体見られるってこと!?

