「お邪魔、します……」 初めてきた織くんの家は、なんだか見た目から可愛らしい、カラフルなお花で囲まれたホワイトの一軒家だった。 「2階の突き当たりが俺の部屋だから。先に行ってて」 「う、うん……」 あぁどうしよう。 とうとう来ちゃった織くんの家! ゆっくり階段を登って、言われたとおり突き当たりの部屋の扉を開ける。 すぐに大好きな香りがあたしを包む。 ……あ、織くんの部屋だぁぁ。