玄関の方から、莉緒の「行ってきます」って声が聞こえた。
窓から、莉緒を見ると…
本当に行ったみたいだ…。
「急にどうしたんだろう?」
いつもなら、話しかけて来ないのに…
まぁ。いいけど。
ガチャ
私は、部屋を出た。
リビングには、行かずに玄関に向かった。
リビングから、親の声が聞こえる。
どうでもいっか。
ガチャ
私は、玄関の扉を開けて家を出た。
はぁ…
学校まで遠い…
なんで、あの学校を選んだんだろう…
って今、思った。
そういえば…
昴と光輝がいるからだっけ?
あ。昴と光輝の説明は、あとで作者がしてくれるはずだから。
てか、学校に着いたんだけど…
門閉まってる…。
いつものことだから、いいけど。
さてと、あの道を使うか…。
私は、裏門に向かった。
裏門の近くの道にいくと…
壁に手を当てた。
ピピピ
ガチャ
「開いた」
私は、壁をドンッと押した。
押したら…
壁が開いた。
これは、“隠し扉”というやつ。
昴が作ったらしい。

