プルル プルル
手元にある携帯が鳴ってる…
………………。
マジですか…
航平「花音さん…?」
「ん?」
航平「電話、出なくていいんですか?」
「あー。出るけど…」
私は、チラッとみんなを見た。
流星「出ていいよー?」
航平「僕たちのことは、気にしないでください」
「わかった…」
気にしないでって言われても…
気になるんだけど…(笑)
ーピッ
「もしもし?」
「俺俺〜」
「…俺俺詐欺ですかー?」
「違うから‼︎花音は、ひどいな…」
シクシクと泣き声が聞こえる…
「…嘘泣きだよね?」
演技してるようにしか、聞こえない。
「チッ さすが、花音だな」
「うん。で、何の用?光ちゃん?」
そう。電話の相手は、担任の光ちゃんだった…
てか、よくあるでしょ?
悪いことをして、担任から電話が来るってやつ…
まぁ。私は、“真面目”な振りをしてるあり得ないけど…

