「用は、それだけ?帰っていい?」
圭「俺は、総長室に行く」
あの…
私のことは、無視…?
てか、俺様総長様酷くない⁉︎
無視だよ?無視‼︎
てか、もういないし…
航平「すみません…圭が…」
「大丈夫」
航平「莉緒さんの事が気になるみたいで…」
「莉緒…か…」
航平「どうしましたか?」
「ん?何もないよ?」
そっかー。
俺様総長様は、莉緒のことが好きなんだ?
ズキッ
とかならないよ?
私、俺様総長様のこと好きじゃないし。
航平「莉緒さんは…所々怪しいんです…」
「へ…?」
航平「時々、僕たちの情報を教えて…というので…」
「まぁ。あんまり、深入りしない方がいいよ?」
航平「どうしてですか?」
「人は…すぐに裏切る…から…」
私は、一瞬思い出してしまった…
過去のことを…
燐斗「姉ちゃん…」
「…何…?」
燐斗「姉ちゃんが姫だった…族は…潰れたの…?」
「ううん。潰れてないよ?」
燐斗「じゃあ…なんで、姉ちゃんは…」
燐斗が言いたいことわかる…
でも…
今は、言えないの…
ごめんね…
私が…
弱いから…

