「ニャー ニャー」

「ん?…これ、名札?」

子猫の首には

“reo”

と書かれたボロボロの板がかかっていた


「レオっていうの?」

「ニャー」

抱き上げようと触れて見ると、酷く冷たかった

「とりあえず、家に連れて帰るか…」

折れてしまいそうなほど痩せ細ったレオの体を優しく抱き上げ、家に連れて帰った