ピリリリリリリリリ カシャッ

「ふあぁ~」


はっっ!!

そ、そういえば昨日……

でもあの後どうしたんだっけ?

…きっと夢だったんだよね

うん、絶対そうだy「ご主人様ーっ!」

ま、まままままさか

「お目覚めですか?ご主人様」

ゆ、夢じゃないっっ!!!!!!

「レオ…なの?」

「はいっ。それよりミルクっ!」

「あ、は、はい」

いつものようにミルクを注いで床に置く

「わーい」

人間が床に四つん這いになってミルクをチロチロ飲をでいるという異様な光景


はっっっ

ち、違う。これは違うっ!


「レ、レオ?ちょっ、ストップ!」

こっちを見上げて、不思議そうに首をかしげる。

「あのね?人間はこうやって飲むの」

人間用のコップにミルクを注いで飲んでみせる

同じように人間用のコップにミルクを注いであげると、私の真似をするレオ。

「そうっ!これからはこれで飲んでね」

「わかりました」

「あ、後ご主人様は慣れてないから、普通に彩夏って呼んでね。敬語もなし!」

「わかった!」

ピーンポーン

「ちょと待っててね」

ガチャ

「あ、大家さん」

「彩夏ちゃん、これ回覧板」

「あ、はい」


ガタッ

「え、誰かいるの?」

「あ、彩夏っ! 何か落ちてきたよっ!」

そう言ってレオがひょっこりと顔を出した

レ、レオってばもうっ……

「「あ、……」」

レオと大家さんが同時に声をあげる

「あらやだっ。イケメンねぇ~彼氏?彼氏なの彩夏ちゃんっ」

大家さんが興奮ぎみに話す

「ち、違いますよ~大家さん。こ、この人は……」

「この人は?」

「この人は……い、従兄弟なんですっ」

よっしゃ~~~ オッケーーー

ナイス言い逃れっ

「へぇ。でもこの子はハーフなの?」



あ、レオの目青なんだったっ!

「え、えっと実はそうなんですよー」

「そうなの。ってもうこんな時間っ! 今日は友達と約束があるんだったわ。じゃあね。」

と、嵐のように大家さんは去っていった