ケータイ小説 野いちご

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    • 芸能人【お題】
    • お昼休み
    • 屋上

    「ん、これあげる」

    「これって…舜くんがパッケージモデルしてるお菓子っ!?」

    なんと舜くんがくれたチョコ菓子はモデルである彼がそのチョコ菓子のパッケージモデルをしているものだった

    「なんかもらったから」

    「ありがとう!食べたかったんだけどどこも売り切れで食べれなかったんだよね」

    「ふっ、そんな食べたかったの?」

    「っ…」

    優しく微笑む舜くんに目を奪われてしまう

    やっぱりカッコイイなぁ…

    「ん?どーしたの」

    「へ…あ、ううん!なんでもない!美味しいなぁって」

    「そんなに美味しいんだ?」

    「うん、食べてみる?」

    あーんと差し出すと舜くんは目を点にする

    「っ…それは予想外」

    「しゅ、舜く…っ!…んっ…ふぁ」

    舜くんはお菓子ではなく、私の唇をはむっと食べてきて

    息もできないキスの雨が、私をクラクラさせる

    「こっちの方がいい」

    私もこっちを食べてほしい…なんてね

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    • 芸能人【お題】

    高校生の時にあいつは言った
    『俺はお前だから触れたいんだ』
    人気急上昇中のアイドルグループである桂耶(けいや)は果てしなくモテる…ただ1人を除いて
    「…睦(むつ)!」
    スタジオで隠れながら歩いていたにも関わらず名前を呼ばれる
    「何で逃げるんだ」
    「私はお前に用はない」
    「俺にはある」
    そう言って桂耶は私を抱きしめた
    高校を卒業して再会してしまった私達はむしろあいつはアイドルだと言うのに私にだけ触れる
    「睦は無意識だろうけど撮影が始まると物凄く見てくるよな」
    「お前自身に興味は無いけど表情が変わるのを見るのは…」
    「見るのは?」
    会いたいたくないとずっと思っていたのに私はこの男を追いかけてスタジオの仕事に就いた。絶対言わないけど
    「別に嫌いじゃない」
    整った顔に両手で触れる。桂耶は満足そうに笑った
    「いつか好きって言わせてやるから」
    桂耶がずっと私だけを想い続ければいいと願って私も抱きしめた

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    • 芸能人【お題】
    • お昼休み

    『キャーーーーー!!!!!』
    毎日決まった時間に女子達の甲高い声が響く
    「我が校誇る"芸能人様"が歩いてるわよ」
    目の前に立つ友人に言われるが何も聞こえてないかのように黙々とお弁当を食べる
    「全く…相変わらず反応無いわね」
    「うるさいのはいつもだろ」
    「あら冷たいわね~」
    "愛想つかされちゃうわよ"なんて言うのに対しても聞こえないフリをした
    「…弥勒(みろく)ちゃん!」
    勢い良くドアが開いたかと思ったらそのまま歩いて私を抱きしめる
    「もう嫌だ…弥勒ちゃんと離れたくない…」
    「あら芸能人様」
    「今は違う」
    「果也(かなる)。邪魔」
    イケメンの姿で歩いていた男は今黒いボサボサのウィッグ、そしてダサすぎるメガネをかけて私に抱きついているーーーヘタレな男なのだ。その上幼馴染なのだ
    「弥勒ちゃん」
    ずっと変わらない笑顔で私を見るこの男に私はこのまま私なしでは生きられなくなればいいとさえ思っている。

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