ケータイ小説 野いちご

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    • 先生
    • 部活中
    • 校舎裏

    一日中という貴重な時間を部活に捧げている今日。一日練のお昼の時間は私にとって至福の時。
    「っかれたぁっ!」
    校舎裏の日陰から見える広いグラウンド。
    2年間も見てきたせいで見慣れているが、
    あの人が立っているグラウンドはいつだって初々しい。
    「はぁぁ〜…かっこよ…」
    サッカー部の顧問でもあり、先輩の体育の先生もしている、根っからの体育会系の男性。
    1年の時に一目惚れし、そこからずっと密かに想い続けている想い人でもある。
    恋人になりたいとは思うが、今は、こうやって見つめられているだけで幸せなのだ。
    「あぁあーっ、
    かっこよい…まじかっこいい…」
    あの人のボールを追いかける姿、サッカー部の生徒とハイタッチしている姿。
    全てがかっこいい。大好きだ。
    見つめられているだけ良かった。それでも幸せだった。だから、話しかけられたら、
    「宇坂さん、だっけサッカー、好きなの?」
    「ぇ」
    心臓が持ちません。

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    • 憧れの先輩
    • お昼休み

    「先輩、あーんしてください」

    「は…?何言ってんの」

    「だから、食べさせてあげようかなーって」

    「やだ」

    ふふっ、先輩照れてる…

    「ほら、口開けて!」

    「それ、何」

    「唐揚げです!私の手作りですよ」

    そう言うと、少しだけ口角が上がり食べたそうにする先輩

    子供みたいな先輩が可愛すぎる

    「いつも自分で作ってるの?」

    「はい!だから、先輩もどーぞ」

    お箸挟んだおかずを先輩の口の前に持っていく

    「じゃあ、一口…」

    どうかな?お口に合うかな?

    「ど、どうですか?」

    「ん…美味しい…胃袋つかまれた…」

    「ほんとですか…!?良かったぁ」

    にこにこ顔の先輩

    「もっとちょーだい」

    「え…?あ、はい!どう…」

    チュッ

    どうぞと言おうとした次の瞬間私の唇に柔らかいものが押し当てられた

    「っ…!?」

    「ごちそーさま」

    私の顔が真っ赤に染まったのは言うまでもない

    開く閉じる

    • 同級生
    • 修学旅行
    • 告白

    うわ…、けっこう怖いかも

    ただいま修学旅行の二日目の夜
    夕飯を食べすぎたせいでトイレに行きたくなってしまった

    「あき?」
    「ひゃっ!?」

    突然、後ろから声をかけられて心臓バグバグ

    あまりに怖くて床に座りこんでしまった…

    「襲わないで…まだ隼に告白してないのにっ…!」

    これが最期だなんて…悔しい。あの時、告白しとけばよかった…

    「マジで?」
    「え」

    オバケじゃなくてまさかの隼本人が目の前にいた。恥ずかしくて、もうムリ

    「あき、ばかなの?」

    お腹を抱えて笑ってる

    「もう、トイレ行く」

    ―ギュッ

    「まてよ」

    つかまれた手首に熱が帯びる

    「あき。俺、襲っちゃダメなんだっけ?」

    「だっ、ダメじゃない…」

    「なんだよそれ(笑)」

    「もう、ばかにしないで」

    「でも俺、おまえのばかなとこ、けっこう好きだよ?」

    私のほうがキミのこと好きだよ、おばかさん

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