ケータイ小説 野いちご

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    • 幼なじみ
    • 放課後
    • 切ない【お題】

    「俺さ」

    下校中、彼は突然言い出した。
    彼は、わたしの幼馴染。
    ……そして、わたしの好きな人。

    「彼女、できたんだ。一個下の」

    彼の言葉に、わたしの足はふらついた。
    それに気がついた彼は、目を丸くした。

    「ん?どうかした?」

    「ううん、なんでもない!」

    わたしが言うと、彼は、ふっと頰を緩めた。

    「幼馴染だから丸わかり。なんかあるんでしょ?」

    「ええっとね!思い出しただけ!わたし、今日塾があるんだった!ごめん」

    わたしは彼を置いて、家まで走った。

    その人って誰?

    わたしの方が、ずっと彼と一緒だったのに。

    わたしの恋の終わりは、突然だった。

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    • 先生
    • 切ない【お題】

    先生と恋に落ちる、なんて馬鹿げてるって。
    絶対無理だからやめとけって。
    みんな口を揃えてそう言う。

    「もー、凛ったら、どれだけ大木先生のこと見つめてるわけ?」

    「いいじゃん別に〜」

    私の視線の先には、廊下で生徒と話している大木先生こと、翔ちゃんがいる。

    「幼なじみなのにさぁ、教師になった途端に私の連絡先ブロックしたんだよ」

    「そりゃー教師と生徒なんて、禁断の関係でしょう」

    『禁断の関係』『禁断の恋』みんなにはそうやって言われる。
    でも、私にとっては、『大木先生』じゃないの。
    『翔ちゃん』なんだよ。
    ずっと大好きで、ずっと片想いだったかもしれない。
    でも、私の気持ちを、教師と生徒だからって『禁断の恋』って片付けられるのは辛くて辛くて心臓が痛む。

    教師と生徒は恋をしちゃいけないんですか…?
    禁断の恋なんて誰が決めたんですか…?
    私の気持ちは何処に追いやればいいんですか…?

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    • 幼なじみ
    • 下校中
    • 家の近く
    • 切ない【お題】

    私の大好きな幼なじみに彼女が出来た。



    それから二人で帰るのは何日ぶりだろう。

    「……悪い。一緒に帰れなくて」
    「あんたには彼女がいるからそっち優先してたんでしょ?だからいいよ………」

    二人で帰るのが日課だった。

    幼稚園から仲良しで家が隣だから必然的に一緒に帰る。
    それなのに始めて私はひとりで帰った。
    その日、泣かないと決めてたのに涙が溢れてくる。何も出来ず、諦めて泣く私。隣には慰めてくれる人はいない。

    君の存在がいつの間にか大きくなっていたよ。

    「寂しいなら言えよ?彼女も大事だけど、お前も妹みたいに大事だから」
    「うん……」

    寂しいよ。
    そんなことを言う勇気はない。

    結局、私は君の中で妹に過ぎない。

    「これからひとりで帰るね。あんたは彼女を大切にして」

    こんなこと言いたくなかった。
    でも、あんたの幸せはあっちだよ。

    精一杯の笑顔でその日、このキモチにサヨナラした。

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