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ココロの距離第２話 - 桜降る頃 - 完

紬祥子（旧・夏原千香）／著

総文字数/51,742

恋愛(ピュア)5ページ

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苺タルト、ポテトキッシュ、みかんジャム、バニラシェイク完

加川アサギ／著

総文字数/2,965

恋愛(ピュア)5ページ

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あおいろのかぜがふくひ

あおかぜ／著

総文字数/5,442

詩・短歌・俳句・川柳47ページ

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140字物語完

碓氷澪夜／著

総文字数/4,826

その他28ページ

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杉下家、姉弟の平和な日常完

相沢　かの／著

総文字数/7,993

恋愛(ラブコメ)14ページ

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特別な日常〜Xmas限定短編集〜完

灰原麗華／著

総文字数/6,873

恋愛(その他)32ページ

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けだるけおじょう

_りんりんりんご_／著

総文字数/725

ファンタジー5ページ

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私の日常

ユティカ／著

総文字数/1,550

恋愛(学園)4ページ

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日常or「非」日常

Mr.T＠泡男／著

総文字数/1,498

ファンタジー4ページ

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妖怪アパートの問題児と先

三篠／著

総文字数/5,247

恋愛(その他)8ページ

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何処かにいるかもしれない高校生の独り言

もち犬／著

総文字数/3,349

その他9ページ

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とある脱力系男子の日常

佐久間　時雨／著

総文字数/5,445

青春・友情19ページ

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きみの日常のなかに

あるかんじゅ／著

総文字数/4,027

恋愛(学園)16ページ

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淡雪の詩集

淡雪／著

総文字数/2,389

詩・短歌・俳句・川柳25ページ

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私だけはあなたが好きだから大丈夫

horibe／著

総文字数/23,004

恋愛(その他)10ページ

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テーマは「新しい時代のシンデレラストーリー」「こんな顔じゃなければ、私は幸せになれるのに・・」博士は鏡の前で今日もため息をつく。「けれど、鏡を見て落ち込むのも今日で終わりよ。過去に戻り、この顔を治して、必ず本当の自分を取り戻してみせる」博士は強い決意を胸に、鏡に映る自分に語りかけた。博士の顔にはとても大きな傷跡がある。子供の頃に交通事故で負ったものだ。「気持ち悪い」、「かわいそう」、「私の顔は普通で良かった」これまでに多くの人に蔑まれ、同情され、他人を肯定する道具にされた。好きになった人が自分を好きになってくれることもなかった。おとぎ話のように、王子様が迎えに来ることを期待するのも、早い時期にあきらめた。傷は深く、病院で治すことはできなかった。カウンセラーは「自分を受け入れなさい」と言ったが、その言葉は博士を救えなかった。顔に傷のないカウンセラーの言葉は、無責任で理不尽なものとしか思えず、全く納得できなかったからだ。ある人は「人は見た目じゃなく中身が大切なのよ」と言った。町中ですれ違う人はチラリと博士に好奇の目を向けるが、博士と向かい合った人はまっすぐに彼女の顔を見ない。「そう、私は他人から見たら透明なんだ。彼らはこの傷しか見ていない。顔も見てもらえないのに、どうして私の中身が他人に伝わるのだろう？」子供の頃に描いていた未来とはずいぶん変わってしまったと、博士は鏡に映る自分を見て思う。「誰も私を助けてくれなかった。私を救えるのは、きっと私だけね。この傷が消えれば、皆が私をちゃんと見てくれる。そうすれば、きっと私は自分を好きになれるわ」物理学者である博士はタイムマシンを作って、過去を変えることにした。事故を未然に防いで、この傷を消すつもりだ。「次に会うときには、あなたは別人になっているわ」博士は鏡に映る自分に話しかける。「・・楽しみにしているわ」鏡の中の自分がそう答えた気がした。ふと見ると、雨がカタカタと窓をたたいている。夕方から降り出した雨は、夜遅くなっても止む気配がない。博士はタイムマシンに乗り込み、日時と位置情報を入力して目をつむる。「私の設計が間違いでなければ、目が覚めたときは、私は２５年前のあの日にいるはずだ」ピッピッピッと機械音がなり、博士の視界が真っ白になる。