ケータイ小説 野いちご

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    • 幼なじみ
    • 切ない【お題】

    「なんでっ!なんで…………ひっくっ」

    幼小中とずっと同じで離れたことがなかった幼なじみが都会の高校に行くことになった。
    私たちが住んでいるところは田舎で高校は少し街になったところに行く。それなのにまさか都会に行くなんて。

    「ごめんな、美玖(みく)。俺は美容師になる夢を捨てきれないんだ」

    流星(りゅうせい)の夢は昔から美容師で叶えたいと言っていた。そう話す流星が好きだったし、私も勇気を貰っていた。

    「いいよ。頑張ってね」

    ここでひとつ。私は流星に言ってないことがある。

    私は大学は流星がこれから行くところの近所を志望してるということ。

    少しの別れだけど大丈夫!
    悲しいけど悲しくない。これからは泣かない。

    大学生になったら流星を迎えに行くんだから!


    そして、好きって伝えるわ!

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    • 切ない【お題】

    「ごめんなさい……」

    いつものように、わたしは彼に謝った。

    「謝るなって。お前は悪くないんだよ」

    「ありがとう……」

    わたしはベッドの上にいる。
    病気で、3ヶ月前に余命宣告をされた。

    ……余命3ヶ月。

    今月、わたしはこの世のものじゃなくなる。
    いや、今日かもしれない。

    意識が薄れてきた。

    「大丈夫だ、俺は一生お前を愛しているから」

    「……あ……り……が……とう……」

    彼は、わたしの手を握った。
    彼の温もりを感じながら、わたしは目を閉じる。

    「お前は故人じゃない。俺の恋人だ」

    それだけが聞こえた。


    もう一度、ありがとうと言いたかった。

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    • 同級生
    • 切ない【お題】

    私には今付き合っている人がいる。付き合って1週間しか経っていない。

    (教室に忘れ物しちゃったよ〜)

    教室に取りに入ろうとした時、話し声が聞こえた。

    「お前って今付き合ってる彼女とどれぐらい経った?」
    「1週間。そろそろ別れてもいいかなって思ってるけどな」
    「マジかよ笑。今回は早いな」

    入るタイミングをなくした私は盗み聞きをしていた。だって聞き覚えのある声だったもん。

    「だってあいつ、地味だし、どこかに行くって言っても図書館とかだしさ。つまらないんだよなぁ」
    「デートに図書館とか笑」
    「だよな。デートで図書館はねーわ笑」

    気がつくと私は泣いていた。
    あれ?おかしいな。私の事本気で好きになる人なんていないって知ってたはずなのに。なんでかな。
    その場にいる事が辛くなった私は、走って逃げたのだった。

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