私は、リサと二人だけになる瞬間を今か今かと待ち望んだ。 また殺されかけるかもしれない…… けど、また賭けてみるだけの価値はある。 そして午後にとうとうリサが見張りに代わった。 リサの様子は以前と変わらない。 部屋の隅っこに膝を立てて座り、顔を埋め、時折奇声を発したりしている。 少ない可能性でも……私は自分を奮い立たせた。