3人は仕掛けのある木に歩み寄った。


『えいっ!!』


亮は警察官と同じように、木の幹の一部分を押した。


すると、3人の目の前の地面がスライドし階段が姿を現した。


『警察官が姿を消したこの階段の先…一体何が待ち受けてるかわからないけど、行くしかないよね?』


修二は亮と四季神時也の様子を見ながら告げた。


『何で警察官がこの島にいたのか…あの建物が武器庫か食料庫か、はたまた違う何かか…気になってしゃあないしな。行くしかないやろ?』


四季神時也はそう言いながら、拳銃を握りしめた。


『行くか!!』


亮は気合いを入れた。


そして3人は恐る恐る階段を下り姿を消したのだった。