ケータイ小説 野いちご

とある先輩の、歪んだ狂愛。





そいつが今どんな顔をして俺に言ってきてるんだろう、とか。

友達?俺なんかと?なんて質問とか。


たくさん聞き返したい事はあるんだけど、とりあえず無言だった。



「…個人種目のあとって何があったっけ?」


「……クラス対抗競技とダンス発表とか、です」


「あーじゃあサボっても問題ないね」


「問題なくはないです」



あーこいつ、無かったことにした。

俺が聞こえてないふりしてる事に乗っかって、さっきの会話ごと消してる。


まぁそれくらい涼夏にとって一世一代の告白みたいな感じだろうから尚更。



「ならない」



そんな一刀両断を俺は下した。


なんで?どうして?とか。

そう言ってこない女だからこそ会話は終わりを告げる。

だからこそ俺だって言葉を続けられる。



「…俺そーいうの本当無理なんだよね。まぁとりあえずリレーは1位獲って欲しいけど、それは聞けないな」



もっと悲しめ、そして泣け。

俺の本心は今そんな事を思ってる。




< 87/ 242 >