「主井さん!」


生徒会長は変態の方にやっていた視線を、いきなり私に向けた。


私はビクッとして肩を上げた。


「な、なんですか?」


「正直に言う…僕は、変態なんだ」


へ、変態って…意味分かってんの?生徒会長!


私は顔をひきつらせた。


「はじめて見たときから好きだった…君の、足が」


あ、足ぃぃ!?な、なにそれ!?


「い、一度でいいんだ! さ、さわらせてくれ! できれば、太もも!!」


足の指先から、髪の毛の毛先まで、震えてしまった。
さぶいぼもたってるかも。


「ち…近寄るな! このセクハラ生徒会長!!」


私は生徒会室を抜けだした。


「分かった! じゃあ付き合おう!」


「わ、わけわかんないってー!」



せっかく、癒しを見つけたと思ったのに!
変態がまた増えるなんて!


ほんと、ありえない!


誰かこいつらをなんとかしてええええ!!