ケータイ小説 野いちご

僕にキが訪れる

診断の結果、やはりというか、木病と宣告された。

宣告した医者はどうすることもできない自分を不甲斐なく思っているのか、ただ「最後まで頑張って下さい」と悔しそうに告げた。

両親はまるで自分のことのように悲しみ泣いていたが、僕はそれを見ても何とも思わなかった。

ただ心のどこかで安堵感があった。

苦しまずに死ねるのか。それもこの星の為に。

後半のはとってつけた理由だが、それでも何となくは嬉しかった。

環境破壊をし続ける人間にいい加減地球も怒ってるだろうよ。

コレで少しは怒りを収めてくれるといいんだけど。

しかしその考えは口に出すことはせず、ただ涙する両親の背中を見つめていた。

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