ケータイ小説 野いちご

密室でふたり、イケナイコト。



隣のコートでは男子が試合中。



まあ、お決まりのあれですよ。



「成宮くーーん!!!」


「キャーー!!!」


「頑張ってーーー!!!」



練習そっちのけで、目をハートにさせて、試合を見る大半の女子たち。


もちろん、りみっちもはーちゃんもわたしも興味ないから、ちゃーんと練習してますよ?


ええ?


あの冷血人間の、どこがカッコイイんだ。


さっきから何点も決めちゃってますし?



ダンクなんて、高度な技、わたしにはできませんけど?


体育館にこだまするくらいの歓声。



他の人のことも応援してあげればいいのに。


成宮ばっかり応援されてるから、他の男子めっちゃ拗ねてるじゃん。


へーへー


すごい人気で何よりですね?



相変わらずの無表情で。




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