「うわっ、白!!
つか、お前のせいだろうがーーーーあげはに、可笑しな格好させるなよ!」

あー、メイド服ね。けど、あれはーーーーーー。

「あげは、メイド喫茶で働いてるらしいよ。
あれは、やめさせた方がいいよ。
客に自宅特定されたから、倉庫で暮らす様にしたんだよ。
あのままじゃ、なんかあっても、おかしくないよ」


あんな、可愛いあげは。
いくら金が良くても、客に何されるか分からない。

"りいちゃん!"

"やめてっ!!いやっ!"


ムカッ。

バシっ!!

想像したら、なんだかムカついて目の前にいる龍の頭を、殴っていた。


「いたっ!!
何すんだ、白っ!?」


「あー、悪い。
つい、ムカついてなっ!」


あの男、一回殴っておけば良かったかな。

「お前なあ、とにかくあげはの寝る場所なんだが、俺の女だし、総長室にーー「却下!!アホ?
龍、嫌われてるの分からない?あげは、泣かしたい訳?」


グッーー、とおし黙る龍を睨んだ。