私が固く目を閉じたーーーー。


ガシッーー


「コイツに触るな!!」

白が助けてくれた??

普段穏やかな白。
出会って間もないけど、白は確かに優しかった。

こんな攻撃的な物言いなんかしない。
白が壊れたんじゃないか、なんて思った。


「なんだ、君はりいちゃんのなんだ!?
僕は、りいちゃんのお得意様だぞ!!」

源氏名の名前は、りい。





「コイツは、俺のだからーーーーっ」






ドクン。
突き刺すドキドキ。
ありえない速さで動いて、止まらないドキドキ。

「まあ、いいさ。
りいちゃんの家は、わかったからっ」

男は、ニヤリ、と笑い立ち去った。

嫌だーー。

いる場所を特定された。