バイトを紹介とか、告白を受けるとか、全く話が見えてこない。


すると真由はあたしの耳に口を近づけて来た。


「彼氏がいないとできないバイトがあるの。あたしもやってるバイトだから、一緒にやろう」


すぐ近くにいる優里に聞こえないようにコソコソと話す真由。


あたしは戸惑いつつも、学校へと道を戻りはじめたのだった。