ケータイ小説 野いちご

浮気してるくせに平然な彼




それでも俺と橋本の浮気を疑う陸に





「浮気されたヤツが浮気なんてするワケねぇだろ、な、橋本??」





お前らの方が浮気してんだろ、と遠回しに言ってみせる。





「サナと浮気??美羽がいるのに、そんな事するワケねぇじゃん」




否定でもすればどうにでもなると思ってるらしい。





「そんなに疑うなら証拠はあんのかよ。俺とサナが浮気してるっていう証拠」





勝ち誇った顔を俺と橋本に向ける陸。





証拠が出ないとでも思ってんのかよ。





陸の反吐が出るほど緩い考えに、笑いそうになった。




「証拠はないけど私………『橋本、もうイイから』





浮気現場を目撃した事をコイツらに言おうとしている橋本に、『喋るな』と、止める。




証拠が出ないなんて思ってるほど、





現実はそんな甘くねぇんだよ。





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