ケータイ小説 野いちご

君と過ごす最後の24時間



なん……で、俺の写真が飾られているんだ?


俺、今ここにいるぞ。


周りを見渡すと、喪服や制服を着た人がうじゃうじゃいる。


一体どうなってるんだ、とりあえず誰かに訊かないと。


後ろを見るとこの会場に入るための扉がある。


俺がいる場所が一番後ろか。


「あの、すみません!」


一番近くにいた人の肩を叩こうと手を伸ばした──が、肩に触れることが出来ない。


え?


もう一度手を伸ばす。


やっぱり触ることが出来ない。


肩に触れれなかった手をよく見てみると少し透けているような気がする。


線香の香りが会場内いっぱいに広がっている。




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