「2・3年からも脱出連絡来ました!一般生徒、全員脱出ー!」

そう言うとみんな喜んだり安心した表情になったり……

「終わったら他のところ手伝いに行くよー」

私はこの足じゃ駄目だろうと思っていたけど、防衛隊の数が足りないらしいので手伝いに行こうと思う。足も痛くなくなってきたし。

「隊長はどこへ?」

「私は防衛隊を助けに行くよ。四階が苦戦しているらしい」

四階であいつを追い詰めたらしいが、警備隊の精鋭たちと一緒に暴れているらしい。それで、怪我人も増えて防衛隊が少なくなっている。

「足は大丈夫なんですか?」

要は心配したが、少し走るくらいなら大丈夫だし、見つからないようにすれば攻撃を受けることも無い。それに、あのときの恨みを晴らしたいのだ。